君の悲しみを ちゃんと分からないから 私は人間じゃないのかもしれない 静寂を保ったまま季節は流れて 私だけ置いていく 縋り付く事もせず 諦めることばかり上手くなって それで生きやすくなったか 君はあれからどうしてるかな 許されたいわけじゃないんだ 私の事なんて誰一人知らない この街で報われたいだけ プールサイドで水しぶきの中 遠くから覗いた君のスカートが 優しく揺れてた 初めて人を好きになった頃は 何もかもが眩しかったのに 破いて散り散りになった手紙を 紙吹雪みたいに放り投げ 私達が生まれてきた意味を 考える暇もないくらい満たされたい 許されたいわけじゃないんだ 本当の優しさなんて誰一人 知らないこの街でただ走ってた プールサイドで吹く風を浴びて 一緒に泣いてくれる誰かを 私は探していたんだ