<♪> 泣き腫らした声 “さよなら”言ったね 小さなすれちがい くりかえした 磨いた床には 赤いパンプスが 乾いたため息で 傾いたままさ 抱きしめた恋が しずかに離れたね 少し夢だけは 近づいたけれど・・・ 素直な心で 愛が言えた頃は いつも やさしさで 煌(きらめ)いてた <♪> セルフタイマーで 写真を撮ったね 「瞳を閉じてばかり」と 君はおこった モノクロのポーズ 赤い鉛筆(ペンシィル)で 靴だけ色取って 壁に止めてたね 少しキズのある レコード選んだら 君の好きだった 泣けるラブ・ソング 靴を置いただけじゃ 広すぎるこの部屋 今も おもかげと くらしてるよ <♪> とげのささるような 悲しみはないけど 寒い風が胸 撫でてすぎてゆく 今もひとりなら いつでもいいから 恋とこの靴を 取りにおいで・・・ <♪> 今も 君の声 聴えてるよ・・・ <♪>