雨音にかき消されそうな 子猫の鳴き声が聞こえた どこか虚しくみせた空は 同情しようとでもいうのか 僕の心あらわすように 降止まぬ雫が 涙をごまかした いつか君が零した 終止符の言葉は 喚き声に紛れて 聞こえないフリをしたね もしも君が残した 傘が必要なら この雨のせいにして もう一度君に逢いたい ひどく鮮明な 君の残り香は 掻き消されることなく 秋雨に漂う 今もどこか独りで 泣いてる君がいて 他の誰も要らないって 僕だけを求めて欲しい もしも君が残した 傘が必要なら この雨のせいにして 今すぐ届けに行くから 雨音に誘われる度 今でも君の夢を見る