唯一の内側の声は、 あの星のように遠くて。 遮断した外側の映像。 まばたきのスピードに乗って 落下して、行ける。 さあ、会いに行こう。 最高速度、最短距離を。 もう大丈夫と、(どうしても直接) 伝えたくて急いで。 確かな声を感じた。 かすかな鼓動を感知した。 唯一のつながる点は 「もう少し」とそっと告げて。 耳を澄まして、探るその方向。 いま、空気の抵抗だって 溶かしていけ。 さあ、会いに行こう。 絶対零度、ふるえる夜を。 もう大丈夫と、(届くか分からない) ここから叫んで。 確かな声は近づいた。 そう、会いに来た。この時を、 ずっと待ってた? もう大丈夫と、 (つながる点は線へ、) つなげたくて問うてる。 熱圏(サーモスフィア)。 扉を開いて。 熱圏。交わす目と目の共鳴。