時間の河が 流れてゆく音に 耳をそっと澄ませていた 喜びも不安も涙もすべてが この大きな河のひとしずく 二度と逢えないかもしれない人達 そしてこれから出逢う人 新しい何かをつかむためには 手放すものもあるでしょう 風に乗り 越えて来た 幾千もの夜 幾千もの真昼 あなたを愛したことが 私の中の夜明けだと思う 誰も生きる場所を探し続けて 産まれ落ちた場所を離れ いつの日かそっと 辿り着く胸が そう 故郷(ふるさと)になるでしょう 風に乗り 越えてゆく 幾千もの夢 幾千もの涙 遠ざかる昨日達 想い出に抱かれ 安らかに眠れ 風に乗り 越えてゆく しなやかな素足とゆるぎない瞳で 何度でも生まれ変わり 本当の自分にきらめきを連れて 近づいてゆくの It's Time's River