私達は何者なのだろうか 参列する世界 踊り狂った記憶の欠片 人工的な運命に 今じゃ漂うのがセオリーだ 空想的世界 証明なんてもってのほか 愛すら 肌すら 偽物なんだと言うなら 今この号哭は誰のものなんだ 価値なら 海なら 確かにここにあるんだ 悪あがきだと知っても今なお 永遠の産声をあげる 人生全部フィクション しわの増えた顔も全部フィクション 青い目も叫ぶたび枯れる喉も 何もかも全部フィクション でもさ 歌いたいんだよ この感情だけは不確かで ぼやけてる 惑ってる その全てに飲まれて踊る運命 笑う幻影 私達はいつからいるんだろうか 混乱する思考 幻滅する化け物たち 消失気味の感情を 掬いあげるだけの生活だ 政治的幸福 人権なんて元からない 寂れたストーリーに 絶対的な意味を描きたい 目指した未来が崩壊する情景を見た 言葉は 願いは 確かにここにあるんだ 降伏なんて笑えるぜ 後悔なんて笑えるぜ? 人生全部フィクション 伝う涙すらも全部フィクション 揺れるフードも踊る髪の毛も 何もかも全部フィクション でもさ 叫びたいんだよ この感情だけはわかってる 暴れてる 気づいてる その全てを抱きしめ歌う運命 立ち向かう幻影 揺れ動く生命 今己を証明する言葉を 「私達は魔女だ」 「これは魔法だ」