アスファルトに咲いた花を 踏みつけて君は睨んだ 「不吉な日だ あっちへ行け」 黒猫が走る 「しょうがないね」 って飲み込んでも 心は何度ただれただろう? 夜の帳 駆け抜けたら 明日がやってくる アブラカタブラだなんて 狂気をまとって 叫ぶ姿の空想 ベッドの端 午前二時 まだまだ 眠くないんだ あれから ニャンニャカニャンニャンニャカ って懐いた 黒猫が僕を待ってる あぁ似た者同士 お腹が鳴ってる 夜も更け なんでかな? なんで勝手言うのさ そんなに僕のいない 世界が君たちは必要なの? それが正義なら 叶えてあげるよ カスタードをくるむ生地が 分厚くて喉が渇いた 夜の途中 流し込んだ コーヒーが苦い やぶれかぶれにもなって 傷つけ合って 無駄なプライドを守る ネットの中 午前四時 まだまだ 眠れないんだ あれから ニャンニャカニャンニャンニャカ って叫んで 黒猫がそこに立ってる あぁこんな時だけ頭が冴えてる 僕のこと「ジンクスだ ジンクス!」 って騒いだ そういう君のいない世界が 明日には訪れる 夜のその路地を 黒猫は走る ニャンニャカニャンって通り過ぎて その角で僕を招いている やっぱりなぁ 手が震えてる 今から世界にバイバイバイ チャンチャカチャン チャンチャカ って終わらせて パンパカパン パンパカ って始めようよ それから ニャンニャカニャンニャンニャカ って歌って 黒猫がここを去ってく あぁ似た者同士 寂しくなるなぁ 夜が明け そうだよな そうだよ って気づいた こんなに僕が生きる世界は 色付いて美しい 朝のその路地を黒猫は走る