その渾身の躍動を讃えよう 聖者達のその足取りは 思っていたよりずっと荒々しかった 泥濘が引っ張った君の足僕の腕 昨日には降り止んだ雨の その体温と心臓 思い上がった奴らの背中を蹴落とす そんな昼下がり 思い詰めても何も起きない日々と 想いの丈を綴る手紙の 書き出しと終わりそして 重い疑問はもう隠せない 処まで来ている それが行進であるのかどうか 君が昨日のままの君であるかどうか 疑う余地が残っているはずのまま まだ考える頭が残っているから 抗ったまま心が固まるいつか 地面から剥がされて 今に無くなっていく 無くなっていくんだ 今に無くなっていく 無くなっていくんだ