ミラーボールは光の雨で 僕の身体を打ち付ける 抜け出せない。抜け出せないよなあ 心のでこぼこ 月のクレーター 夜の風に吹かれて いつもと違う君の顔に いつもと違う君の声に僕は いつもと同じ顔をして いつもと同じ声で話す あぁ、気付けなかった ミラーボールは光の雨で 君の身体を打ち付ける 言い出せない。言い出せないよなあ ここじゃ少し静かすぎるんだ 君のことを思い出すんだよ 月が橋を渡る街 水辺を辿る灯火をいつか 君がいなくてもまた見るだろう 君じゃなくても良くなるだろう あぁ、消えてしまうよ ミラーボールは思い出させる 君を泣かせたあの日のことを 切り出せない。切り出せないけど 僕らはもうどこにもいない