晴れた旧市街で真っ白な鳥が 花嫁の帽子をくわえて飛んで行く そりゃもう大変でみんな騒いで お金持ちの花婿は 「新しいのを!」と 叫んでいた 今日もご機嫌な カモメ男 いつもひとりぼっちで遠くを見てる 喋り方が少し不気味で 笑い顔が素敵なカモメ男 小さな丘の上で真っ白な鳥が この街1番の少女の視線を奪ってく そりゃもう大変で皆怒っていて 追いかける男たちは 海へ帰れと 地団駄踏んだ この街には歌がある 昔から歌われていつしか ああ 大人たちは嫌うように だけど子供の頃は憧れたんだ 明日もご機嫌な カモメ男 いつもひとりぼっちで この街を見てる 君の中でまだ生きてるかい? どこまでも不思議な カモメ男 街の子供達 海に近づくな カモメ男に心を奪われる