吹き抜ける風 大地の叫び すべての音に身を裂かれるだけ 何度も歩いた道 足を奪われ 心の奥 途切れた記憶 指さした先で手にするために 待ち続ける 時計の針何度も… 切れゆく 雲の合間 かすかに見える景色 薄らぐ意識の中で 見つけた あの日の自分 暗闇の中 見えかけたもの 捕まえようと必死にもがく 求めるもの 手にしたものは ただ 水のように 零れ落ちていく 閉ざされた 扉の向こう側で 立ちすくむ 自分の姿見える 消えゆく 心の温度 かすかに感じるのなら 途切れた時間の中で 今だけ消えてしまおう 冷めた頬 色をなくした日 すべての事から目をそむけ 触れた指先の熱で変わり始めた 自分を見失うこと 解き放たれる 今 このとき …溶ける…交わる…消える… 動かなくなるまでに 戸惑い流れる涙 冷たい風に溶け すべての悲しみ抱いて 生きていく「自分」とともに