水中におりたった迷子の君に 泡のような声ぽつり愛をささやいた 波のまにまに流れるビン飾って みんなこんな風に 色はあせていくって 夕暮れ水のなかに沈んでゆく太陽は すべてを包んできれいなの 君は知らない まじないバックパッカーに 世界の果てまでついてきて 身体はいらない 深い夜の水中で泣いていた 君の目 うろこの光 ひろって歩くの 天秤にかけられた小さいハート しまいこんで燃やしきった 本当の声も 地平線にはさまった真っ白い旗も のどもとで溶けて君になっているの 夜通し歌う星を鎮めてゆく太陽は すべてを包んでやさしいの 君は知らない まじないバックパッカーに 世界の果てまでついてきて 言葉はいらない 浮かんでいくの 空中で願っていた 「このまま止まらないで」と 飛び続けるの 宇宙を見透かすように透き通った 君の目は すべてを包んできれいなの 君は知らない まじないバックパッカー ねぇ、 最後の魔法を教えてよ だれも知らない 深い夜の水中で願っていた 眠れない夜の先まで 飛び続けよう 浮かんでいくの まじないバックパッカーに 世界の果てまでついてきて 身体はいらない 深い夜の水中で泣いていた すべてを包んだ光 ひろって歩くの