髪をほどいた きみの指先に 夏の匂い 幸せなスローモーション 溢れる溜め息 風にゆらゆら あてもなく気まぐれにはじけそう 寄り添うふたりの影 波に歪み微笑んだ ありふれた日々のなかの かけがえない喜び 髪を洗った きみの横顔に 朝の匂い 目眩がする 金縛り 雲の切れ間に 現れては隠れる 天使たちが矢を放ち ときめき愛し合う 寄り添うふたりの影 波に歪み煌めいた いつまでもいつまでも 月あかりに照らされ 恋に落ちてしまえば 静かに歯車が狂いだす 未来なんか見えない 虚ろな夢のなか 寄り添うふたりの影 波に歪み溶けだした この地球にさよならする日は まだ早過ぎる