解かれし封印 失くした記憶が 現(うつつ)に そっと目を覚ます 刻んだ足音 闇夜に響いて 静かに 終焉(おわり)へと 歩み出す 仮面に隠して 別れを告げ 飛び込む 新世界へ 差し込む陽が確かにこの胸を 温めていった 冷え切った手をそっと繋ぐように いつまでも このままで居られない 願いを空に託した 決意は二度と忘れないから 抱えた苦しみ 消えない哀しみ それでも いつか目を閉じる 流れた涙は 月夜に照らされ 静かに 真実を映し出す 愛した温もり 消えないように 抱き締め 微笑んだ 見失った希望の道 いつかまた会える日まで 自ら もう一度辿っていくように 舞い落ちた 真実 身に纏って 真っ直ぐ 先を見据えた 決意は二度と零さないから "在りのままの私"も少しずつ 変わりゆくけれど また 笑っていたいから あの日の光を 探し求め 俯く顔を上げた 遥か遠く 染まっていく 暁の空 見上げた 二度と失くさないように 確かめながら いつまでも このままで居られない 願いが消えぬように 決意は二度と忘れないから 見つめた未来が 明かりに照らされ 静かに"ハジマリ"を 産み落とす