なんでもない朝焼けに 僕は目を覚まして 君の扉をノックする 言葉をつぶやいた 三十二度の晴れた空 駅前のベンチで いつもよりオシャレをした 笑顔を迎えたよ 離れて歩いた ふたりには分かってた 夏がもう去ること あの雲 遠く伸びて さよならの合間で バカな言葉を 交わすダイアリー 何十回 伝えたって 意味ないから そうやって また逃げ出して 儚い気持ち 通り過ぎてく 何重に詰め込んだって 足りないから 半分ずつ持ち寄った 手作りのランチは 運が良いのか悪いのか 丸かぶりのメニュー 花びらが数えてた あの日から気付いてた 風がもう止むこと 夕焼けの向こう側 覚めないで 夢のように バカな言葉で 壊すテリトリー 何年経っても きっと消えないから かじかんだ 貝になって 儚げな歌 口ずさんでる そんな夜は 君と会いたいから ふわり 葉っぱ 揺らして ゆっくり舞う 羽根の音が 空白を埋めてくれるかな ひらり ほつれた毛糸を 引いて 紡いで 玉にして 何度でも やり直せるよね さよならの合図で 明かされたこと やけにタイムリー 何十回も聞きたいよ 泣かないから そうやって また揺さぶって 儚い気持ち 思い出すけど もう一回だけ 声にしたら 僕らは―― ラララ…