人生は名状し難い 明日往きの乗船券を求めて 駆け込んだ 友の行方は未だ知らない どうやら 港の道は大混雑だ 人生は名状し難い 誰も彼もその口揃えて 「会いたい」「抱きしめたい」 なんて歌うから そうかいって イヤフォンごとゴミ箱へ投げた 今日こそはって そうやってどれくらいが経つ 昇らない陽を 待つ必要はあるのか だったらもうって そんな時計なんて捨てちまえ 暗闇だって 満月の夜だって 歩いてやろうじゃないか ポンコツの未来に乗り 迷子の愛を迎えに行こう 重荷のプライドを 放ってしまえばいいだろう カラカラと音を立てて 目一杯フライトする どうだいコイツは やればできるだろう 人生は名状し難い ボロボロの心臓を 身に付けている あの子は 後ろ指を指されて 汚いとかって 囃し立てられてる 泣いてきた分だけ 誰かの事を許せるだなんて そんな軽く言うなよ だけれども 手で塞いで隠し持っている その傷達が 君が誰よりも 優しい証じゃないか ガス欠の未来に乗り 迷子の愛を迎えに行こう ハッピーエンドの エンジンなら動くだろう 錆び付いてた命が 精一杯リバイブする どうだいコイツは やればできるだろう 重体で魘された 夢を背負い込んで ここまで来た 転んでは立ち上がった事 笑われて悔しかった事 この気持ちだけには 名前を付けるなど出来ない ポンコツの未来に乗り 迷子の愛を迎えに行こう 重荷のプライドを 放ってしまえばいいだろう カラカラと音を立てて 目一杯フライトする どうだいコイツは やればできるだろう どうだいコイツと 仲良くやれそうかい どうだい僕らは 一人じゃないはずだよ <♪> 人生は名状し難い 前を向けなんて 言わないけれど 下を向いてるまんまでもいいから どうか一歩でもいい 歩き出しておくれ