無意識にいつも 気づかないように 感じないように 笑って暮らしてたんだな 旅先の風に 夕暮れの街に なびく音階に 体傾ける ただそれだけのことなのに 少しくたびれているんだと あの日言葉にしたら まるでピノキオみたいに 骨組み失って あっさりと立てなくなってしまった 全部わかったような顔で 歩いてみても ふいに胸によぎるのは 「何も間違っちゃいないんだって 思うことが あとどれくらい続くのだろう」 無意識にいつも 響かないように 浮かばないように 背いて暮らしてきたけど 寄せる喧騒に 日常の隅に 愛された日々に やがてはこうなること 本当は気づいていたんだ 堰を切ったように溢れる言葉が それから 僕らをまとい 少しはにかんだ哲学とともに どこかへ どこかへ 無意識にいつも 気づかないように 感じないように 笑って暮らしてたんだな 旅先の風に 夕暮れの街に なびく音階に 体傾ける ただそれだけのことなのに Anytime,anywhere