あの時咲いた花を 胸に抱いたまま 歩き出せずにいた 道が見えなくて いつの間にか この街から 光りは姿を消して どれだけ願っても また その夜が訪れるのなら 壊れかけた夢 拾いあつめたら そう 立ち上がって ずっと もう前だけを見て 進んでいけばいいよ そして僕らのあいだを 駆けぬける"夜"は今 確かに何かの意味を持って 僕らを強くしていくんだ きっと そんなものだから あの夜独り言のように つぶやいた 君の言葉を忘れられなくて "目指す場所は 遠くじゃなく 案外近くにあるね 何でもない明日 大切だって やっと気づいたから" どんなものにだって 耳をすまして歩く あらゆるものに 気づくことができるように 失わないように きっと胸の奥にある ほんの小さな勇気 強く抱きしめて僕は どんな雑踏も 時代も 生きていこうと思う どんな夜も ひとりじゃない もう一度だけ 一緒に始めよう "間に合わない"なんてない 壊れかけた夢 拾いあつめたら そう 立ち上がって ずっと もう前だけを見て 進んでいけばいいよ そして僕らのあいだを 駆けぬける"夜"は今 確かに何かの意味を持って 僕らを強くしていくんだ きっと