届かないままで 夢はビルの隙間に沈んでく 長く重い 影を引きずり 歩く駅からの帰り道 混み合ったバスに 乗ろうとして見送ったのは きっと 体よりも 心の方が ずっと疲れきってたからだろう 君の待つあの部屋へ この道は今日も続いてる 優しい顔で微笑む君を 思い浮かべれば ほら痛みは消えてく 幸せについて キラキラ光る川に問いかけた そう言えば 全てが うまくいく時には考えもしなかった 追いかける夢と 同じくらいかけがえのないものが もしかしたら こんな切なげな 夕暮れの中にこそ あるのかも知れない 君の待つあの部屋へ この道は今日も続いてる 優しい顔で微笑む君を 思い浮かべれば ほら明日が広がってく あの日僕らは 目に見えないものを誓い合った だから日々のどこかで 時に落としてしまうけど また帰り道で ちゃんと拾ったよ 胸の奥に 強く抱いて 君のもとへ持って帰るからね 君の待つあの部屋へ この道は今日も続いてる 優しい顔で微笑む君を 思い浮かべれば ほらもうすぐさ 僕はいつもの声で「ただいま」を そして君はいつもの声で「おかえり」を 次の言葉は心の中で そっと そっと ささやくんだ ありがとう 幸せだよ いつまでも 離さないよ