過ぎた昔よ 空は青く 風は光り 風のように たわむれてた 鳥のように 空を とんだ 誓い合った 愛の言葉 砂の上のもろい城に つみ重ねた輝く夢 今は消えて 時間(とき)は流れ 過ぎた昔よ 唇には 歌があふれ あまい涙 ほほをぬらし 心酔わす 若さの酒 目をつむって 走っていた 止まらないで 走っていた もっと速く 時は走る 足跡さえ 残さないで 過ぎた昔よ 空は暗く 風も重く 今はひとり ここに残る とべない鳥 折れた翼 砂の城を 波があらい くずれ落ちた むなしい夢 唇には 歌もかれて ほほをつたう にがい涙 過ぎた昔よ 唇には 歌があふれ 甘い涙 ほほを濡らし 心酔わす若さの酒 目をつむって 走っていた 止まらないで 走っていた もっと速く 時は走る 足跡さえ 残さないで 去った恋よ 去った友よ 誰もいない浜辺に立ち 離別(わかれ)をつげる 過ぎた日々の想い出