心地よいほど嵌るぬかるみ 不覚にも落ちる更に深くに 静けさに鼓動がミュージック 目を閉じ暗くして瞑想 現在地を確認 手を伸ばせば届く気がしていた光は 今では遥か彼方 見上げればかつて見えていた 景色すらもぼやけたように 映っていた 随分遠くまで 来たみたいだ中々うまくは 行かないもんだな 動かない手足が進路を絶つ 沈みゆく我が身に浸透圧を 感じるまま何もできる気がしない 目を開いても変わらない視界 行きつくとこまで来たみたいだ ただ夜明け前の静けさによく 似ていた 届かないサーチライト 度重ねた間違い 深い闇の中で満たされて 届かないサーチライト 今は行き場のない朝の光がいつか 底に届くまで まだ 誰一人寄り付かない仄暗さ 再現できやしないホログラムじゃ 無計画に静寂に停泊しプレイバック ぼーっとしながら思考に没頭 ガラクタのキャラクターと化した 僕は あやふやな頭のままでこの世界で 旅を続けている もうこれ以上はないだろう 振り切ったマイナスのバイタル 不安も不満も苦難の思い出も焦りも 陰りも既に置き去りにして 今では冷静さを取り戻し 見落としたものを見ようとしてる 思ってたよりも疲れ 果ててたみたいだ 今はのんびりと傷を癒す いつかきっと帰る時が来るだろう それまでこれはしたためる旅行記 届かないサーチライト 度重ねた間違い 深い闇の中で満たされて 届かないサーチライト 今は行き場のない朝の光がいつか 底に届くまで 届かないサーチライト 度重ねた間違い 深い闇の中で満たされて 届かないサーチライト 今は行き場のない朝の光がいつか 底に届くまで まだ 戻れはしないよ