風花だより 「前略 永のご無沙汰お許し 下さい…」 こんな出だしで 始めた手紙 何度書いては 破いたかしら 出すに出せない 東京だより 山の向うの 北国ならば 冬はどこより ひと足早い ひとり眠ればョ~ 背中が寒いョ~ 風花だよりは もう近い 風花だよりは もう近い ♪ 父さん お酒飲みすぎてないかなぁ 母さん 腰は大丈夫かなぁ それから それから あの人は… ♪ 捨てて出て来た 故郷の空は 行くにゃ遠いし 敷居は高い ひとり手酌はョ~ 恋しさつのるョ~ 夢ではあの人 すぐ隣り 夢ではあの人 すぐ隣り ♪ 風のうわさじゃ 今年の冬は 雪が深いし しばれもきつい ひとり唄えばョ~ 背中が寒いョ~ 明日は送ろか 冬支度 明日は送ろか 冬支度 ♪