眠る間も無く僕達は歳をとる 「行かないでまだここにいてよ」 なんて言えないよ 春の夜風は どうしてだろう寂しくなる 川沿いをいつか隣で歩き 語る後ろ姿 重ねた夢の形 輪郭をなぞっては 笑う2人の影が遠くなる 変わる変わる 瞬きする間に 明日がまた押しよせる 望んでもいないのに 想像してた未来じゃなくても 君は行く都会へ 1人で 思い出ばかり増えていくよ この頃は 会えなくなった 人に縋っても 涙だけ虚しくて 君だけが分かってくれた この孤独に この侘しさに 肩を並べて泣いてくれた 僕の大きなひかり もし君がここにいたら 今なんて言えるんだろう いや会いたくないな きっと泣いちゃうな 変わる変わる 瞬きする間に 僕を置いて君をのせて 季節さえ巡る 想像してた未来じゃなくても 僕もまた歩こう 1人で 花咲く街の小さな部屋 夜を超え 柔らかな日が瞼を照らし 君を起こしますように ささやかなこの祈り