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ある雪の日だった

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  • 2024.08.10
  • 3:46
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歌詞

ある雪の日だった 見通しの悪い交差点 優先道路の僕は 躊躇いもなく進んだ 左から迫る黒い影 助手席の君が上げる悲鳴 全身に痛みが走った そこからの記憶が無いんだ 目を覚ますと病院で 横では親が泣いていた 怖い顔をした医師が 宣告のようにこう告げる この命は助かるが 彼女は助かりそうにないと 心の底から思った 僕じゃなくて良かった だってさ しょうがないじゃん まだ生きていたかった 何も悪い事はしてないよ なのに心は悪者だよ 胸に広がった安堵感 徐々に冷たくなる温度が 遅れて嫌気が刺す 遅れて嫌気が刺す 君の代わりに死ぬなんて言えない 映画の外では誰も出来やしない どうせ言うんだろ 「話が違う」って 「まだ死ねない」って きっと僕が優しくないだけ ねぇ何が普通なんだっけ? 初めて人を殺したのは 寒い寒い冬の日だった 最低だよ僕は でも多分 最低だよ皆んなも そう思ってないと もう正気なんて保てない きっと生きる価値は僕に無い 人に生きる価値なんて無い なんだか寂しいな そういえばもう君と会えないのか 積もった雪を溶かす幸せの排気口 書きかけの曲を没にして再起動 中学の時虐めてきたあいつも 本当は俺なんかより 良いやつなんだろうな 僕の心が死んで逝く 僕の心が死んで逝く 僕の心が死んで逝く 僕の心が… 二人死ねばこんなに苦しまなかった 社会が曲げた不純な願い 自分を犠牲にするやつが偉い 正論が幻想に見えて目眩 僕だけが生きながらえて 生き絶えた心で生きていく 君の死にただ悲しめたら どれだけ良かったのだろう 自分の命より大切な ものってあるのだろうか。 教えてくれよ神様 あなたは人をこう作ったのか? 幸せに 愛した君のことも 心で 殺した君のことも もう全部忘れてしまいたい そんなそんな弱い僕だ 君の代わりに死ぬなんて言えない 映画の外では誰も出来やしない どうせ言うんだろ 「話が違う」って 「まだ死ねない」って きっと僕が優しくないだけ ねぇ何が普通なんだっけ? 初めて人を殺したのは 寒い寒い冬の日だった 記憶が飛び倒れている間 一度だけ大好きな君の夢を見た 柔らかい頬をつねったら笑って その後拗ねた顔で見つめてくるんだ ああ違うな これは幻想で 勝手に許してもらおうだなんて 最低だ 後悔すら出来ず自分で自分を殺す こんなに苦しいなら僕が 死にたかった

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