12月8日ジョンとヨーコへ

歌詞

12月8日 冷たい風が吹いていました 僕は高校生でした イランとイラクが戦争を始めました ソ連軍がアフガニスタンを ふみにじりました 兵隊たちはみんな お母さんと叫んで死んでいきました 僕はどうしたらいいのか わからなかった 僕にできることはただひとつ あなたの歌を聴きながら なんのために生まれてきたのか 生まれてきてよかったのか 眠れない夜を過ごすこと 何もわからないまま 時間だけが過ぎていく クズみたいな人生に ちっぽけな善意とちっぽけな悪意 勇気のありかもわからずに 12月8日 今日も冷たい風が吹いています 高校生だった僕は父親になりました 子供はすやすやと寝ています 偉い人たちが決めました 飢えた人々を救うために 飢えた人々を殺そう 子供たちを救うために 子供だった人々を殺そう だから ソマリア人の兵隊が アメリカ人に殺されました アメリカ人の兵隊も ソマリア人に殺されました 今、時代を無駄にしてきた僕たちに 太陽を待ち続けたあの夜の 勇気をふりしぼろうとしたあの夜の 12月8日のあの夜の こぼれんばかりの言葉を下さい 殺すな ひとっこ一人殺すな 殺すな これ以上の血が欲しいか 殺すな 人間はこの程度のものか 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな 殺すな この野郎 10年後の12月8日 僕は子供に話すだろう 君が生まれてきたことは きっと意味のあることなんだ 君が生まれてきたことは とても素晴らしいことなんだ 迷わずに 迷わずに 進め