強く激しく君に惹かれて 落ちていった場所は 深い海の底 そこから宇宙までの最短距離を 何度も何度も 探していた 僕はこの距離を縮めたくて 少しでも君に近づきたくて 儚い闇の中を無我夢中で ただひたすらに泳ぐ毎日 けど 気づいたんだ 強く想う度に この身体は 沈んでゆくことを 君に会いたいんだ 誰の声も聞こえない 海の底で 僕ら 永遠の海にずっと 抱かれながら 溺れてゆこう しばらく息をするのも忘れて その美しさに吸い込まれてた 記憶に付属した笑顔が今も 左脳の片隅で 僕を癒してく わずかな希望も 消えてしまって 二度と浮かぶことは出来ない と 知っても 君に会いたいんだ 誰の声も聞こえない 海の底で 僕は 深淵の中で ふと 君の影を見たような気がした 押し潰されそうな重力に耐えながら 小さな泡のように脆く 淡い願いを 君に届けたいんだ たとえ全てが重さを 失くしたとしても 僕は 無重力の愛できっと ずっと ずっと 愛していくから この深海で