小声で逆さから数えて ゼロになる前に隠れなくちゃな カーテンの裏地 ひそめた息 見つからないように願いを込めた 「もういいよ」 もう一度 逆さから数えて ゼロになるのは必然だから 疑わずいた いられたのに 見つからないほうが怖くなってた 残した手掛かり 無言の告げ口 もういいかい名前を呼んで なくなりそうなの これ以上はいらないわ 寂しくなるから ゆら ゆら 凍えて随分と待ってたけど 淡い期待は淡いままだな なのに消えない 皮肉みたいだ 吐き出すようにこう言ったんだ 「もういいよ」 もういいかい名前を呼んで 無くなりそうなの これ以上はいらないわ 寂しくなるから 心置いていかないで すがりたくなるよ それなら名前を呼んで 視界が揺らいだ ゆら ゆら