僕らは心に嘘をつく 生きていく為に嘘をつく 嗚呼 「理想」行きのバスが来たけれど 手持ちが足りずに見送った 財布には湿気た紙切れと 草臥れた夢しか無かった 「明日はきっと」 勇気のおまじないをつぶやいて 目を閉じるよ 誰にも言えない弱さがあって この手じゃ抱えて持ちきれないほど 変わりたい 変われない 一人で泣いた 「嗚呼、僕は誰だ?」 悩み抜いたフリをした選択も 「後悔は無い」と ほらねまた嘘をつく 「今日も頑張った」 勇気のおまじないが まるで棘みたいだ 何気無い日常に溶けた希望に この目はこの手は出会えるのかな? 変わりたい 変わりたい 涙は拭いた 「嗚呼、僕は僕だ。」 鳴り響く クラクション どこかで聞いた 今なら 今なら 誰にも言えない弱さがあって 一人じゃ抱えて持ちきれないほど どこまでいけるか分からないけど あのバスに乗ろう まだ間に合うかな? まだ間に合うかな?