ふらふらふら 柳の下を歩いていた ゆらゆらゆら 水草が揺れている くるんくるんくるん 風車は回ってる からんからんからん 頭から音が聴こえるよ 知らない道を探して 歩き続けてるけど 立ち入り禁止の標識ばっか もう見飽きたな 季節はずれの枯れ草が ふわり舞い上がって 僕の小さな想像を 軽々と超えて行った 見上げた空の向こうで 雲が千切れて 離れていく あの風が止む前に 陽炎を飛び越えて行かなきゃ 僕は待っていたんだ 風を待っていたんだ 君を追いかける為の力を探して 動き出した今だって 行き先は知れない 心臓の音だけが高鳴っていくよ 君にこの声が届くように ずっと遠くに行けるように ただ掻き鳴らすだけさ 僕は待っていたんだ 風を待っていたんだ 君を追いかける為の力を探して 風に乗った今だって 行き先は知れない 心臓の音はまだ高鳴ったままで 君にこの声が届くように この旅がずっと続くように ただ掻き鳴らすだけさ