今でも鮮明に思い出すのは君の笑顔 白い花揺れる墓標 そこでぼくらは出会った 一人にしないでと 涙を溜めて呟いてた ぼくになら話せるかい 人じゃないよ、ほら、ね? 永遠を生きる 時を彷徨う怪物 寂しさは海だ 溢さなきゃ溺れちゃうよ 君はぽろぽろ泣いた 毎日祈りに来る 君の背中を撫でてみたら ぼくに向け囁いた ありがとうが嬉しくて 君の話す言葉 ぼくには少し難しいな マネしてもヘタクソで 笑われてばっかりだ 瑠璃色の瞳 時を彷徨う怪物 涙は心のお薬になるみたい 笑顔の日が増えた あっという間に春は幾度めぐり 君でぼくの世界は染まる 白い花の揺れる墓標に祈る君が その日ぼくに告げた ここへはもう来れないと なぜなのかと呟く前に 君をじっと見つめたら 確かにそうだな 小さくなったね 永遠を生きる 時を彷徨う怪物 手紙を送るね 君に教わった文字で ずっと返事を待っている しわしわの君が春と共に運ばれて 幸せそうな顔に ぼくはぽろぽろ泣いた 永遠を生きる 時を彷徨う怪物 ぼくも君のように 幸せな死がいつか 訪れますように