思わせぶりな 恋と気付いて やさしい人が 旅立った頃 学園祭も 終わり真近で 誰もが時代(とき)に浮かれてた そんな風に 頬を染めた いくつもの 場面が 黄昏に よみがえるの 一人今 西陽のカフェテリア 傷つくコトが宝のように 思えた日々が 懐かしい程 あなたの愛も 今はさりげなく 捨てて歩ける私なのに Time passing by 涙だけが Time passing by 輝いて そんな風に 通り過ぎた いくつもの 季節が 鮮やかに 同じ顔で 舞い踊る 硝子のスクリーン “若くはない”と 別離(わかれ)に告げて あなたも心 離れてゆくの 何度目の冬 今はさりげなく 微笑(わら)って生きてるはずなのに Time passing by 涙だけが Time passing by 輝くから…