夜明けの星を遠く眺めた 儚く咲いた刹那の光 地平に浮かぶその輝きは 誰を照らしているのでしょう 何のため歌うのか それさえわからなくなって あの日誓った朝を待つのも 今はただ苦しくて 高く掲げた手 冬の夜空へ 凍てつく星に見透かされた心は それでもあなたの いない世界に 意味なんて一つもないと歌うの 期待すること諦めないこと もう強がりもいらないね 傷付いてバラバラに 砕け散ったこの身体じゃ あなたがくれる優しい言葉も 今はただ痛いだけ 届かない願い 泡沫と消え 取り繕った笑顔さえ歪むなら つのらせた想い 汚れる前に 何もかもこのまま忘れたい 降り積もる雪が やがて解けるように 私の心もいつか救われるでしょうか 遠く伸ばした手 揺らぐ面影 足を止めればもう傷付かなくていい それでもあなたの いない世界に 意味なんてない 長い長い夜 風に吹かれて 月の光も照らさないこの道を それでもあなたが いてくれたなら 今はまだ明日へ歩いてゆける