人は出逢ったその瞬間から さよならを育てて歩いてく いつ降り出すかもわからぬ雨を 傘をさして待つようだ 人は愛したその瞬間から 失うことをとても恐れる 青い空はそんな私たちを 笑いながら見下ろす 信じればいつだって 私のそばにある光 付き纏うこの不安は 変わらぬ明日への願い ずっとそばに居て欲しいだけ 私の大切な人 愛は芽生えたその瞬間から 二人の全てを変えていく 使い道のわからなかったこの手は 頬をつたう滴を拭う 愛は実ったその瞬間から カタチなく景色に染み渡る 忘れてはいけない この奇跡を あなたというギフトを 大切が増えるほど 心が満たされてくほど 私はまた強く そしてとても弱くなるの どうか 消えてしまわないで 溢れるこの大切 こんなにも寂しいのは 言葉にならない愛しさのせいだ 愛も時も食べてしまいたい あなたの全部を 刻み続ける日々も 散りゆく純白の華も 無常なこの世界の 儚く美しい運命(さだめ) 数えきれない愛が 胸をこぼれては消えてく それでも笑顔の先に 永遠を信じたくなる どうか 消えてしまわないで 私のこのたいせつ