まだ頼りないその手を伸ばして 君とあの虹の始まり追いかける 手を繋ぐ 雨上がりの空には 吸い込まれるような青さが 広がっていた 滲む汗と揺れてなびく髪になぜか 君が消えてしまう気がしたんだ それは正しいようで だけど 無情なもの 君は知っていたの? この地球(ほし)で 夏の空を見上げてる 二人は時を止める あとさ 君とどれくらい 一緒にいられるのだろう 思うよりもただ早く その手を握りしめる 君の表情(かお)は見えなくて あの時気づけなかった あんな風に君が笑うなんて ずっとこんな時が 続けばいいなって 風吹けばほら香る夏の匂い あの虹のふもとまで あと少し歩けば 綺麗な色 それは淡く揺れて誘う 掴みとって 「見てよ、この手にある虹を!」 大事なもの それは近くにある なのに 君のその手 離していた 夏の空を見上げてる 君の声が胸に響く 言いたいことがあったのに 言葉にできないまま 虹の始まりの場所は とっくに消えてしまって 君の表情(かお)さえやがては 思い出せなくなった 夏の空は変わらずに 二人の上に流れた あの日 時を止めたまま 季節は巡っていく 形あるものはきっと この雲のように変わってく 君の表情(かお)は見えなくて 胸の痛みだけ残った Glory Days