朝焼けに染まった 僕は言葉を一つづつ殺していた 壊れてしまうな 瞳の奥も 赤く染まりゆくようだ 掛け違えた扉の向こう 忘れない幼き罪が 今もまだ嘘を包んで 喉の奥にガラスを刺す 明けゆく空には 悲しみが浮かぶ 焼けては消えゆく 別れを知る 運命を 覗き込んで 揺れていた 暮らしの中 愛しき日々 君の影が 揺れたまま 浮かんでいた 朝焼けに染まった 僕は言葉を一つづつ紡いでいた 汚れてしまうな 瞳の奥も 赤く染まりゆくようだ 痛みだけが知った 光と影だった 伸びる陰が泣いた ように窮屈そうだった 光だけが去った世界は夜だけ残して いつか伝えたい 想いだけ残して 運命を 踊らせて 飲み込めば あの日のまま 愛しき日々 覚めれば夢 抱きしめても 光のまま 心を奪ってくれ そして隠してくれ いつかの嘘まで 流れ去ってくれ 心を騙してくれ そして満たしてくれ さよなら 最後まで 永遠であってくれ 朝焼けに染まった 僕は言葉を一つづつ集めていた 溢れてしまうな 瞳の奥の 光るもの殺していた