昨日、俺が遅刻したのは夢から出られなかったから 都鳥(みやこどり)の手綱を掴み 遊覧したのが夢街だった タナトスの芽摘んだ女の子は不器用にピース ただ嬉しかったんだろう 俺は少しだけ誰かの為に毒を飲める気がした 魔神が吐き出した溜息みたいな曇り空の下で、 改めて君を想う 好きな曲口ずさみながら宙を仰ぐ君を見てる気持ち 思い出し、窓に哀の字を書き 暗い瞼の中は映画館 沢山のお御籤が結ばれたトンネル型の並木道抜けて 枯葉の積もるベンチを過ぎたら、あとはもう夢の街 水墨画で描かれたような街の中を太陽が燃やしている ニューセラミックスのタイヤ減らして、 夏が駆け抜けていった 君が吐き出した皮肉に良く似た秋はすぐ傍に 改めて君は 夢 可愛く腰に手あてながら踊る君の横顔見たあの日 思い出し恋文を認めて 我に返り丸めて飲み込んだ 有耶無耶にしたそうな表情の 少年少女が織り成すアーチ 敢えて潜らずに電車に乗れば、次の駅は夢の街 水色で浸した夢の街で 君を待つ 約束はしていない めくるめく思い出がまだ、懲りずに繰り返されていく 好きな曲口ずさみながら俺の肩に頭置いた君と 水玉模様を散りばめていた あの最後の事件も 帰る事が出来ない夢の 流れる景色の中突き進む 俺が今、目指してる場所はまた 君色の夢の街 夢街で逢いましょう