揺れる陽炎 畦道の影帽子 白んだ空気 キーンと 頭上を通りすぎた ひこうきの音 いつのまにか向こう 僕ひとりぼっちで むかう大木の袂 ビチョビチョのTシャツ 脱いでもたれる 葉漏れ日の羽衣 纏いゆられる 何億光年経ったんだろう 一瞬と永遠は交差して胎動 脈打つ時間を 泳ぎ向かう桃源郷 ずっとこのまま ずっとこのまま ここにいれたなら どれだけいいだろう いまこのからだ おきざりのまま 季節に交ざれたらどれだけさ 明日になれば 今日じゃなくなっちゃうんだねって 当たり前だけど 淋しいね 淋しいね 明日になれば 僕じゃなくなっちゃうんだねって 変わりゆく中で 揶揄い合う 儚い愛 あの日がフラッシュバック 何度戻りゃ君は気がすむ? 変わらないものにしがみつく 変わる僕 いつのまにか喰らう おきざりがおきまり どこにいても何をしても こびりついたファッダブレイン 窓 外 空 雲が運んでく 僕眺める 遠く遠くのブルー まだまださ 終わるには早く 気晴らしにさ ルカっと蹴るドア ふとすませば耳 お囃子と太鼓 いつものシャッター街も なんかあったかいの なんか買って帰ろう 寂しくならないよう 賑わう通りの脇 思い出を避けるよう もういいかい? もういいよ 言うわりにまだ逃避行 地に足ついてないでしょう? どうしたい? もういいよ いうわりにまだ 君はそこにいるんでしょう 明日になれば 今日じゃなくなっちゃうんだねって 当たり前だけど 淋しいね 淋しいね 明日になれば 僕じゃなくなっちゃうんだねって 変わりゆく中で 揶揄い合う 儚い愛