傷つけ合う運命なら もうなにも言わないでいいよ 涙を枯らす事などできないから せめて 指の先へ 隠れて 溜まりきってた 感情を生花に注いで 伸ばしきってた 前髪を絶つ 笑う事ぐらい 慣れかけてた はずなのに まだ 痛みを 持つ 咲き乱れた「萱草」の生花を 胸に 抱く事は 怖いけど 欠けた 「心」は 気づいて言った 「もういいよね」 何回だって 振り返って また 君の 残した 匂いに 彩られてしまう 涙を 繰り返し ぬぐいきっては 繋ぐ日々を 望んでいた 「僕等」はただ 傷つけ合う運命なら もうなにも言わないでいいよ 涙を枯らすさえできないなら 沈んでいく 私を 救って欲しい 傷つけ合う運命ならさ このまま何度だっていい 騙してあげる 枯らした 青に 染まってゆく 私を 救ってほしい 飼い慣らされた 想いを胸に 仕舞いこんでは 縛りとおして 描き直された 「二人」は 気づかずに 互いに 目を 逸らした 単純な返答に 停滞した夢を 描くまで