快速に乗り換えて くしゃみを我慢して 息を切らして たどり着いたのは目的地? いいえ、ここには何もない 分厚い壁に耳を当てたままずっと動 けない 流し込んだ寒天で私ごと 固めて欲しいよ おいで ここにおいで ゆっくり 呼吸を感じて おいで だけどちゃんと お金はいただくわ 絵に描いたように小鳥が鳴いて 目を覚ましたって 鏡の中身はグロテスク いっそずっと曇っていて 声と引き換えに 何を受け取ったの? なんで悲しいかなんて分からない きっとずっと言葉にできない 誰も知らない 知ろうともしない けれどそれが正しい なんて無茶な話 これが本当の話