帰り道、独りの帰り道 顔を上げて 楽しそうに笑う君を見た 少しずつ、変わっていたこと 気付かない振りをして 逃げてた僕から 君は次第に離れてく 知らない街へ消えていく 僕はうずくまって 拳握るだけ 掴んだと思ったのは、ただの空白で 一足先に君は信号を渡ってた 動けない 追いつけない、これで最後かな さよなら? 何も未だ無いけど さよなら? この夕陽が沈んで 一日が終わる頃には もちろん君ももう戻らない そんなもどかしい傷みが 辛くて渡る赤信号 だけど居場所さえ検討もつかない 駆けてゆく鳥の群れに 馬鹿にされても 情けないほど、僕はゆっくり 歩いてた 掴んだと思ったのは、ただの空白で 一足先に君は信号を渡ってた 動けない 追いつけない、もし君が留まっても さよなら。 何も無かったけど さよなら。