春一番が 掃除したてのサッシの窓に ほこりの渦を踊らせてます 机本箱 運び出された荷物のあとは 畳の色がそこだけ若いわ お引っ越しのお祝い返しも 済まないうちに またですね 罠にかかった うさぎみたい いやだわ あなた すすだらけ おかしくって涙が出そう 1 2 3 あの三叉路で 1 2 3 軽く手を振り 私たち お別れなんですよ タンスの陰で心細げに 迷い子になった ハートのエースが出てきましたよ おかしなものね 忘れた頃に見つかるなんて まるで青春の想い出そのもの お引っ越しのお祝い返しも 今度は二人 別々ね 何年たっても 年下の人 イヤだわ シャツで顔拭いて おかしくって 涙が出そう 1 2 3 3ツ数えて 1 2 3 見つめ合ったら 私たち お別れなんですね お引っ越しのお祝い返しは 微笑みにして届けます やさしい悪魔と 住みなれた部屋 それでは 鍵がサカサマよ おかしくって涙が出そう 1 2 3三歩目からは 1 2 3それぞれの道 私たち 歩いて行くんですね 歩いて行くんですね