蒼朝ビハインド

歌詞

きみのことだから 気づいているんだろう 窓の外にはもう蒼い染み 記憶の猫はまた眠ったふりをして 朝を待つ ひとり 仕方がない わかっていても 抜け出さないことがぼくらの罪 なんてそれっぽく片付けようとして まだ見ぬ今日に目をそらす 三度の鐘響く空 鉛のような朝が来る 浅い夢、淡い希望 作りつけのもろい心 夜の闇 爪を立てろ 朝焼けに晒されてしまう前に 見つけにいこう 伝えたい言葉がもう頭の中で 途方にくれたまま まちぼうけ やがてそれもまた 上書きされてしまって 消えていく いやだなあ 三度の鐘響く空 鉛のような朝が来る 灰色、はやい雲 きみだけを連れ去っていく 白んだ月は一人きり 寂しそうに姿を消してった ほら、夜が明けていく 蒼い染み 朝露に溶けていく 光射す空 何を望んでも望まぬとも まわりまわり繰り返すだけ 最後の鐘響く空 鉛のような朝が来る これでぼくら二人の夢は 終わってしまうけれど なにも変わりはしないんだほら 陽が登り、夜が明ける それだけのこと 怯えなくていい きみのことだから 気づいているんだろう 窓の外にはもう蒼い染み