この夏が過ぎてしまっても 君に触れたらきっと今日を 思い出すよ 生温い風吸い込んで 君のもとへ駆け出した 照れくさそうな二人を送り出す 蝉の声 承和色 夏氷 空は 天壇青 募る結露溢れる 青い春の残灯 この夏が過ぎてしまっても 君に触れたらきっと今日を 思い出すよ 空に舞う花を、紡いだ星屑を、 君に夢中で溶けた夏氷も全部 忘れたくないからずっとそばにいて 風運ぶ蚊遣り火は君の匂い描き 消した 眠る灯籠横目に 並んだ帰り道 夏色恋心 花の火散らずに 打ち上がる想いと重なる指先 この夏が過ぎてしまっても 君に触れたらきっと今日を 思い出すよ 空に舞う恋を、築いた今までを、 君に出逢い覚えた 幸せを 日々を 忘れたくないからずっと 薄明かりに浮かぶ君の目に 寄せられ感じた温もりが愛しくて この夏が過ぎてしまっても 君に触れたらきっと今日を 思い出すよ 空に舞う花を、紡いだ星屑を、 君に夢中で溶けた夏氷も全部 忘れたくないからずっとそばにいて そばにいて