唐紅に燃えいずる 血潮の河を 滾らせて 一身に 味方なし 頑なに 貫け むらぎもの心写す 鋼鉄の槍 天に掲ぐ 何処に ありや我が 饒舌の 真実 滂沱の涙 蒸発させて 空虚に浮かぶ しろたへの雲 豪雨になれど 傘を閉ざせば また濡れそぼる なれど つくばへ行こう つくばへ行こう 行ったことは無いけど つくばへ行こう 薄紅に頬染めて みどりの黒髪 なびかせて 万感の思い秘めて 我共にいざ行かん つくばへ行こう つくばへ行こう 行ったことは無いけど つくばへ行こう 唇に 滲む 後悔を 消し去って 蹴散らして 黄昏の街 逡巡すれば これまた悲し 叢雲の空 しとどに濡れた 顔面晒し また慟哭す なれど つくばへ行こう つくばへ行こう 行ったことは無いけど つくばへ行こう つくばへ行こう つくばへ行こう 行ったことは無いけど つくばへ行こう