どうしようもない いつだかの記憶にもう泣くなよ 静かな街が生々しく呟く 傷つきたいんだろう 癒える傷だけに手を伸ばして 消えちゃおうか 馬鹿げてるぜ、なんてさ どんなに言葉を尽くしたとしても 伝えたいことはずっとひとつだった 生きている実感を美しい世界を 何をそんなにも 怖がっているんだろう どこまでも真っ直ぐ 飛んでゆきたいと 綺麗事をほざけよ そうだ君は何もかも 間違ってはいないのだから 救いようの無い 愛を誰かの夢に重ねては わずかに触れた 色褪せぬ続きを殺した この世はいつだって 戦争だとかそういうもんで ありふれているだろう 溢れ出す希望を 張り詰めた一瞬を 何をそんなにも 怖がっているのだろう 生きている限り 全ての幸せが 本当のことだ そうだ君は何もかも 間違ってはいないのだから 瞼の裏側染み付いたままの 鮮やかな過去は 何もかも捨てて行け そして何もかも無くしたその時 君はこの宇宙で 唯一の呼吸をする 生きている そう気付くだろう