君のその小さな船は 夢という灯火を乗せて 小さな川からやがて 大きな海原へと流れて進む 進むほど 自分の小さな弱さ 見えてくるだろう 長く曲がりくねった この川の流れに乗って オールを漕ぐ君の後ろ姿よ せめて夜 疲れたその体を 僕が月のあかりになり 包み込んで癒やしてあげたい 時には 耐えきれない哀しみに 船が沈まないように 岸に船をつけて 両肩のおもりを外す時もある 汚れなき君の心が どうか押しつぶされぬように 人生は旅だね 暑さ寒さを感じながら 一漕ぎずつ進んで行けばいいさ そして夜になれば 月あかりの中 君は川の流れを 揺りかごに眠りにつくだろう 長く曲がりくねった この川の流れに乗って オールを漕ぐ君の後ろ姿よ せめて夜 疲れたその体を 僕が月のあかりになり 包み込んで癒やしてあげたい