気が滅入りそうな程 照り返すアスファルト 自信がない時こそ 振り返るんだ スタート地点 ポケットは空のままでも 重たくなって 削れたゴムの裏 足は残っている 鼓動の音 まだ感じてる? そのリズムよりも走るんだ それでしか ポンプは動かない まだ燃やして カスになるまで 想像なんて 外れるだけの 足踏みはもう うんざりだな 透明だった ただの白が 今 少しだけ 色を帯びていた 燕が低く飛ぶと やがて雨が降ると 今日のうちにもう少し 進まないと スマートにね 小細工もある程度なら 試したいけど この坂 登ったら 明日の風が吹く 鼓動の音 まだ感じてる? そのリズムよりも走るんだ それでしか ポンプは動かない まだ燃やして カスになるまで 想像なんて 外れるだけの 足踏みはもう うんざりだな 透明だった ただの白が 今 少しだけ 色を帯びていた もうどうしようもなく震えてる そのリズムはもう止まってしまう 日和っていた ニチジョウ 変えるのは この道しかない 鼓動の音 まだ感じてる? そのリズムよりも走るんだ 透明だった ただの白が 今 少しだけ 色を帯びて 花になる そしたら咲(わら)うんだ