しみじみと つぶやく水 夜明けに消えた 雨の名残り 待ちぼうけ 赤い傘を そっと、たたんで 見あげる空 走りゆく汽車音 先ゆく時 名も知らぬ、ふる里 来たような すみれが咲いてる 心が飛んでる はるかな、はるかなあなたも見える くらい 立ち止まることも 駆けてゆくことも おおきな、こんな空の下 変わらないよね ゆらゆらと めぐる季節 優しい人に また会いたい 銀色の線路は 光の川 ゆるやかに思い出 ながれてる 笑顔がよこぎる 心がふりむく 何処かで 何処かで私 出会ったかしら すれちがうことも 瞳、あわすのも かがやく、こんな空の下 みんな まぶしい すみれが咲いてる 心が飛んでる はるかな、はるかなあなたも見える くらい 立ち止まることも 駆けてゆくことも おおきな、こんな空の下 変わらないよね 旅びと……