何にも見えない 教室の隅っこで ひとりで音楽を聴いて 退屈はコイツで 大概つぶせたなぁ 再生、停止を 繰り返す 色は無くなった 不意にそうだ 何もかも飽きたなぁ 帰りの電車の中で 「面白い話、聞かせてよ」 そんな無理強いするけれど まぁ始めようか ひとえの少女 もう何にも気にせず笑うだろう それを眺めている僕も 二人の距離は ずっと変わらぬまま在るのでしょう それだけなのさ 愛やら平和は 職務を放棄してる 悪意が満ち満ちた世界で 少しは楽しい毎日をすごせてる 奇しくも僕らは笑っている サマになんないな 格好なんか つけずにいたいけど 深夜の3時頃なんか 真面目な話もしていたいよ 耳も塞ぎたくなるような ねぇ聞いててよ 繰り返し僕は もうおんなじことを歌うのだろう すでに飽きられていても それだけずっと ただ忘れられないままに行きたいよ 今だけ言うよ 本当のことしか要らないよ 遠くなるなるなる君の声 道を外しても声をなくしても 歌のまにまに行くだけさ これからきっと 何かを捨てながら生きるのでしょう それはわかっているけれど 振り返らずに ただ前を向けたならどれ程いい 僕にゃ無理だろう ひとえの少女 もう何にも気にせず笑うだろう それを眺めていた僕も 二人の恋は もうどこにも行けずに 消えるでしょう それだけなのさ それだけだろう 僕らは行くよ