暮れた湿度醸したとき 知らずに流れた笑みのかけら 今夜は少し 波浪 立ちぬ 濡れた靴と頬にリズム やっと離れられたシェルターを 遠目に独りこぼした夢 ああ、飾りが落ちて消えた 知らん顔して傘を回すんだ 可愛くて怖い旋律よ 僕について来るんだ 冷えた袖と緩む指を ここには誰も来ない 走らなくても 秘密の場所 待ったね 少し切れた息と悪夢 歩き疲れて忘れてくもの そうだろうそうやって 生きていくんだ さあ、輝く小さな粒と 抜けた顔で傘を投げ捨てた 仄の苦くて甘い雨は 僕だけのものさ いつかまた見える日が来る 笑い疲れて開く道が 踊ろう そうやって 生きていくんだ